CARE

オーダーシューズ(革靴)の手入れについて

いつまでもお気に入りのオーダーシューズとともに、お出かけしたいですよね。
こちらでは、オーダーシューズ(革靴)のお手入れに方法ついてご案内します。

1.オーダーシューズ(革靴)の「形を保つこと」と「磨くこと」

オーダーシューズの普段のお手入れ方法を下記にご紹介いたしておりますので、是非実践して愛着のあるシューズをお楽しみください。


2.オーダーシューズ(革靴)の「靴底の張替え(オールソール交換)」

靴底は交換することにより、愛着のあるシューズを長く履くことが出来るようになります。
その理由と張替え方法は、下記のページにてはご確認ください。
>>靴底の張替え(アウトソール新調)サービスのご案内




1.オーダーシューズ(革靴)の「形を保つこと」と「磨くこと」

お気に入りのオーダーシューズを大切に履き続けるためには、下記の3つが大切です。

どれも簡単に、すぐに出来ますので、ぜひやってみてあげてください。

〔step1〕 オーダーシューズ(革靴)の休靴日を2日以上確保する

オーダーメイドシューズ(革靴)

お気に入りのオーダーシューズをいつまでも楽しみたいですよね。

その楽しみを奪ってしまう革や布の傷みの原因は、水分や汗、埃などが大きく影響します。
たとえば、オーダーシューズを1日中履くと「おおよそコップ半分程度の水分」を、
革や布等が吸収していると言われています。
この水分や汗が乾く前に再びオーダーシューズを履いてしまうと、
革の痛みにつながりやすく、悪臭やカビ、ひび割れなどの原因になってしまいます。

複数のシューズでローテーションを組むなどして、
なるべく連日で履かないようにしてあげてください。
しっかり乾いたオーダーシューズとともに、またお出かけしましょう。

〔step2〕オーダーシューズ(革靴)の形状を保つ

オーダーメイドシューズ(革靴)2

「オーダーシューズ(革靴)の形状を保つ」ために行うことはとても簡単で、下記の2つをするだけです。

シューツリー(シューキーパー)を入れる

靴べら(シューホーン)を使う

では、少し詳しく説明いたします。

1シューツリー(シューキーパー)を入れる

オーダーシューズ(革靴)にシューツリー(シューキーパー)を入れないまま保管した場合、
オーダーシューズのアッパー(革の部分)が変形したり、革にシワがたくさん入ってしまったりするため、
見た目が悪くなってしまいます。
帰った次の日にさっとオーダーシューズに入れるだけ。ぜひ使ってあげてください。

もし、シューツリー(シューキーパー)の無いシューズをお持ちの場合は、
シューズ店や東急ハンズなどで販売していますので、
ご自身のシューズに合ったシューツリー(シューキーパー)を探してお買い求めください。
※ご注意ください※
安価な商品をWeb等で購入することも可能ですが、シューズが変形してしまわないよう、
ご自身のシューズの形状より大きくないものを選びましょう。

オーダーシューズ(革靴)を1日履いて帰ったら

オーダーシューズ(革靴)のケアで大切なことは、シューズの中の湿気と埃を取ることです。

帰ってきたその日はまず、オーダーシューズの湿気を取ります。
空気が籠らない場所で、シューズを乾燥させましょう。
この時、オーダーシューズにシューツリー(シューキーパー)は入れません。
※通気性の非常に高い仕様であれば、すぐに入れても大丈夫です。

翌日

オーダーシューズ(革靴)の型崩れ防止のため、
シューツリー(シューキーパー)を入れ、さらに湿気を取りましょう。
この時に、ブラシでほこりや汚れを落としておくと、
きれいな状態が長続きします。

2靴べら(シューホーン)を使う

オーダーシューズ(革靴)のかかとには、
「月形芯」と呼ばれるかかとの形状を保つ固い素材が入っています。
この「月形芯」の形が崩れるとオーダーシューズの見た目が非常に悪くなりますので、
靴べら(シューホーン)を使って履くようにしましょう。
※かかとの形状を崩さないように履くことが出来るオーダーシューズの場合は、
靴べら(シューホーン)使わなくて大丈夫です。

〔step3〕オーダーシューズ(革靴)を磨く

オーダーシューズ(革靴)の磨きは、履くたびに毎回する必要はありません。
磨かない時は、ブラシで埃と汚れを取ってあげてください。

オーダーシューズを 3回から5回ぐらい履くと、汚れやほこりが溜まってきます。
汚れが溜まってきたら、磨いてあげましょう。

オーダーシューズを中2日以上のローテーションで履いて楽しむ場合、
3~4週間に1回程度磨くイメージです。

万が一、オーダーシューズを雨の日に履いてしまった後などのように汚れが目立つ場合は、
オーダーシューズをしっかり乾かした後、丁寧に磨いてあげましょう。
オーダーシューズを磨くポイントは下記の2つです。

オーダーシューズ(革靴)の汚れを落としてきれいにする

シューズの革に栄養をあげて元気にする

では、オーダーシューズ(革靴)のお手入れ方法について、ご説明いたします。上記2つを意識しながら読むと、理解しやすいですよ。

オーダーシューズ(革靴)の磨きをする前に

シューレース(紐)を装着している場合は、まず最初に外しましょう。
その後、シューツリー(シューキーパー)をセットすると、とても磨きやすくなります。

※ご注意ください※
オーダーシューズのサイズより大きいシューツリー(シューキーパー)を使ってしまうと、
革が伸びてしまう場合がありますので、
必ずシューズの大きさに合ったものを使いましょう。

オーダーシューズ(革靴)の磨きの手順

1ブラシでホコリや汚れを落とす

オーダーメイドシューズ(革靴)3

オーダーシューズに付着している汚れやほこりを落とすため、
まず初めにブラシ(馬毛)を使います。
オーダーシューズ全体をしっかりブラッシングしましょう。
特に革とソールの境目や、革と革の間などの細かい部分は
入念に行いましょう。

1おすすめのアイテム】
>>SAPHIRNOIR《サフィールノワール》ブリストルポリッシャーブラシ 靴磨き用ブラシ<ブラック>

2クリーナーできれいに汚れや埃を落とす

次に、オーダーシューズの革に塗ってあるクリームや付着した油分
などを取り除くため、クリーナーを使います。
液体クリーナーをコットンなどに取って、
オーダーシューズ全体に、薄く延ばしながら塗りましょう。

※ご注意ください※
直接革にクリーナーをつけたり、クリーナーの量が多いと、
シミなどの原因となります。

3乳化クリーム(靴クリーム)で栄養補給

オーダーメイドシューズ(革靴)4

オーダーシューズの革に水分と油分を補給するため、
乳化クリームを塗ります。

1)小さくて丸いブラシ、またはタオル等の布に、
米粒2~3個分程度乳化クリームをつけ、靴全体に広がるように塗りましょう。

2)ブラシ(豚毛や化繊)でさらに均等になるように、
素早くブラッシングしつつ、縫い目や境目にもクリームが行きわたるようにしょう。

3)古いタオルやTシャツで乾拭きして仕上げましょう。

23でおすすめのアイテム】
>>SAPHIRNOIR《サフィールノワール》 レザーバームローション 125ml<汚れ落とし 保革 ツヤ出し>

最後に、防水スプレーをしましょう!
雨が降らなくても、防水スプレーによって汚れや埃が革に付着しにくくなり、
お手入れも簡単になります。
※ご注意ください※
防水スプレーは、革にシミが出来てしまう商品もあります。
お買い求めの際は、スプレーの取り扱い説明をよく読み、
革製品で利用可能な防水スプレーを確認後、
ご購入ください。

【防水スプレーはこちら】
>>SAPHIRNOIR《サフィールノワール》 ウォータープルーフスプレー 防水スプレー 300ml

オーダーシューズ(革靴)の通常のお手入れは、
この3ステップでOKです。
時間は5分ぐらいです。
出勤前にやるのはなかなか大変ですが、休日に靴をきれいにしてあげると、気分もあがりますよ!

〔ベロア革のお手入れについて〕
ベロア革はたった2つ!なので超簡単!
(1)ブラッシングして埃を落とす。
(2)防水スプレーをする。

たったこれだけ。

ベロア革は一見、気を使わなくてはいけない革のように見えますが、実はそうでもないんですよ。
もし、しばらく履いたのちに気になる色落ちがある場合は、
スエード革補色用スプレーで同系色のものを購入し、まんべんなくスプレーしてあげましょう。

FAQ

  • Q オーダーシューズ(革靴)の汚れを落とすとき、液体クリーナーを使わず、水拭きでも大丈夫?

    A 革に付いた油分などは、水ではが落ちにくく綺麗になりにくいので、液体クリーナーを使って全ての汚れを落としてあげましょう。

  • Q オーダーシューズ(革靴)に乳化クリームがたくさんついちゃったけど大丈夫?

    A 革にクリームが多くついていると、ほこりや汚れの原因になりますので、ブラッシングで、余分なクリームを取ってあげましょう。

  • Q 雨に濡れた後にオーダーシューズ(革靴)が乾いたら、白い粉がふいたような状態になってしまった・・・。

    A 白いのは、革の中に含まれていた塩分や脂成分です。靴磨きと同じ手順で、丁寧に磨いていきましょう。
    乳化クリームは、靴と同系色を使って、白いのが目立たないようにするとよいです。

  • Q オーダーシューズ(革靴)を買ったら、そのまま履いて出かけても大丈夫?

    A カジーナのオーダーシューズの場合、スムース革(つるつるの革)については、
    艶出しや保湿用に乳化クリーム(靴クリーム)が塗られた状態で出荷されています。

    ですので、そのまま出かけても大丈夫ですが、
    出来ましたら、初めてお出かけする際は「靴の手入れ方法【3】革の靴を磨く」を行うことをお勧めします。
    さらに、磨いた後に毎回防水スプレーをしておくと安心です。

    〔ベロア革をご購入されましたお客様の場合〕
    軽くブラッシングして埃を取り除いた後、防水スプレーをお願いします。
    ※ご注意ください※革にシミが出来ないよう、
    必ず防水スプレーに記載の「仕様上の注意」を良く読んだ後、ご使用ください。




2.オーダーシューズ(革靴)の「靴底の張替え(オールソール交換)」

靴底は交換することにより、愛着のあるシューズを長く履くことが出来るようになります。
その理由と張替え方法は、下記のページにてはご確認ください。


>>靴底の張替え(アウトソール新調)サービスのご案内